同社にとって初の外部資金調達となり、一部の投資先グループとは事業面での協業も行っていく予定だと言う。
同社は世の中の余った時間や在庫を活用するマーケットプレイス「タイムバンク」を運営している。タイムバンクは専門家の空き時間を販売するマーケットプレイスとしてスタートし、その後に店舗や施設などサービス業者の忙しくない時間(アイドルタイム)の取り扱いも開始。さらにメーカーに眠っている過剰在庫なども取り扱い、世の中の遊休資産を活用するシェアエコノミー(共有経済)の総合マーケットプレイスとして成長してきた。
事業者は余っている時間や在庫を活用して新たな顧客や収益機会を創出することができ、ユーザーは商品やサービスを通常よりも割安で体験することができる。事業者は、専門家、飲食店、宿泊施設などのサービス業者から小売店やメーカーまで多岐にわたっている。
11月末時点でタイムバンクを利用するユーザー(IDベース)は150万人を突破し、直近6ヶ月間でタイムバンク上で1,000万円以上の売上を上げた事業者も30社以上登場している。さらに半年間で5,000万円以上を稼ぐ事業者も複数社登場してきており、事業者の遊休資産を活用するプラットフォームとして一定の役割を担うようになってきた。
今回調達した資金は、さらなるユーザー基盤の拡大に向けた広告投資と、商品やサービスを掲載していただける事業者の開拓に向けて投資していく予定。また、これまで一部の事業者に限定して掲載を行っていたが、今後は広くオンライン上から商品やサービスを掲載できるオープンなプラットフォームとして解放していく予定だと言う。