これにより、日本およびグローバルマーケットシェアNo.1の広告効果測定のリーダーとして、サービスの拡大および国内市場の牽引に注力していくと言う。
急速に拡大を続けるアプリダウンロード広告市場の動きや、無効なインプレッションやクリックによって成約件数や効果を不正に水増しすることで広告主や広告代理店から広告費を奪い取る詐欺「不正広告(アドフラウド)」の被害増加を背景に、広告の効果計測「アトリビューション」がその重要性を増している。同社はグローバルシェア72%を超える世界No.1のモバイルアトリビューションプラットフォームを提供している。
今回の資金調達は3年前のAppsFlyerのシリーズC投資ラウンドに続くもので、これまでの同社の投資調達額は合計で2億9400万ドルとなった。前回のラウンドからAppsFlyerの従業員数は4倍の850名になり、オフィス数も世界で18拠点にまで増加。最も急速に成長を遂げるSaaS企業のひとつとなったAppsFlyerは、2014年から過去5年間で年間計上収益が100万ドルから1億ドルまで成長した。そして2019年には年間計上収益(ARR)が1億5000万ドルを上回っている。
今回のラウンドには、既存投資家であるQumra Capital社、Goldman Sachs Growth社、DTCP(Deutsche Telekom Capital Partners)社、Pitango Venture Capital社、Magma Venture Partners社も参加している。
この度調達した資金は、さらなるサービス開発への投資に活用し、世界の企業やマーケターへの提供サービス強化や、被害が増加し続けている「不正広告」問題の解決を主導。世界でも特にモバイルアプリ接触の高いAPAC領域におけるモバイルマーケティング分析の重要性は高く、日本においても常に最新のサービスを提供していく。また、日本国内の人員への投資を加速することで、マーケットシェアNo.1のサービスとして一層のカスタマーサクセスの強化に努めていくと言う。
※1:1ドル=110円換算。2020年1月17日時点。