カチリは2017年の創業以来、「飲食店の顧客体験を進化させる」ことをミッションとし、人手不足・低生産性・食品ロス等の構造的課題を抱える外食市場において、モバイルオーダー・オンライン決済・店舗運営システム・CRMを一括提供するSaaS事業「PLATFORM」をコア機能として成長中の外食事業者に提供することを通じて外食産業DXを推進する他、CRISP SALAD WORKS のテクノロジー基盤の開発を行うなど、店舗オペレーションの効率化や食品ロスの削減に留まらず、蓄積されるデータに基づく消費者の嗜好や属性に合わせたマーケティングや、顧客生涯価値(Life Time Value)の向上に資する経営をサポートしている。
また、データのAI学習や天候等の外部データとの連動により、売上予測・自動発注・ダイナミックプライシング・健康データ連携など、オンラインとオフラインが融合した次世代型店舗の開発にも取り組んでいく。
今回のホールディングス化により、クリスプHDは外食とテクノロジーをより一層融合し、デジタルトランスフォーメーションを通じて既存の外食業界にイノベーションを起こすことを目指す。
今回調達した資金は、主力事業であるカスタムサラダ専門店「 CRISP SALAD WORKS」のテクノロジー基盤の強化、デリバリー事業「CRISP BASE」の本格展開、およびSaaS事業「PLATFORM」の開発費に投資し、これまでにない考え方で新しい価値を提供する外食企業として「熱狂的なファンをつくる」というミッションを実現していくと言う。