近年のスマートフォンの普及により、消費者のインターネットへのアクセス手段は、パソコン(ブラウザー等)からスマートフォン(アプリ等)へシフトしており、企業等では顧客の行動様式に合わせたサービス提供が求められている。O2Oやオムニチャネルに代表されるリアルとバーチャルの連携、スマートフォンをコミュニケーションツールとして活用した顧客接点拡大のニーズが高まっている。
これに伴い、金融機関においてもこれまでのインターネットバンキングに加え、顧客のライフスタイルに合わせた商品やキャンペーンの告知などを行うことができる、新たな顧客接点ツールが求められており、今回、スマートフォンアプリに組み込むことによって情報配信が可能となるソリューションとして、「popinfo」のサービスコンセプトが金融機関の顧客サービス満足向上に資すると判断され、採用されることになったとしている。
◆信用金庫向け「アプリバンキング」について
NTTデータが提供する信用金庫向けスマホアプリ「アプリバンキング」は、主に「バンキング」「マーケティング」「他サービス連携」の3つのメニューから構成されている。
「バンキング」では、インターネットバンキングの申し込み手続きをすることなく、アプリから必要な情報を登録するだけで即座に残高照会・入出金明細照会を利用することができる。残高照会などのバンキング機能を提供するスマホアプリを提供するサービスは、信用金庫業界初となるとのこと。
また、取引分析と位置情報を組み合わせたプッシュ通知が可能で、地域と密着した地域金融機関ならではのマーケティングや情報提供を実現するという。