ロボット投信は2017年3月、MUFG主催のデジタル・アクセラレータ・プログラム参加企業に選定され、MUFGグループ各社と具体的な協業案件について協議を進めてきた。今回、その第一弾として、カブドットコム証券に対し、国内の金融機関では初めて(※ロボット投信社調べ)となる、仮想ファンドによる投資信託の信託報酬実額をシミュレーションできるツールを提供する。当該ツールは、ロボット投信が独自に開発したコミュニケーション機能付き統合型ロボアドバイザー”MARVIN”をベースにしており、個人投資家が「信託報酬の実額の計算」、「複利に対する分配金の影響」等について分かりやすく理解できるウェブ・コンテンツとなっている。これにより、投資信託の”コストの見える化”が実現し、カブドットコム証券におけるフィデューシャリー・デューティーの高度化が一層推進されることとなる。カブドットコム証券は、資産運用分野における顧客本位の商品説明・業務運営の一環として、2016年12月末より投信信託の投資家が負担するコストとして信託報酬を考慮したトータルリターンを配信し、より実態に合った運用パフォーマンスを明示している。今回のシミュレーションツールは、そうした取組の新たな事例となるものである。今後ロボット投信は、カブドットコム証券との間で、AIを使った市場センティメントの解析など、様々な分野での協業を行っていく予定である。