投資目的及び投資金額同社では、不動産クラウドファンディング準備室の設置やブロックチェーン×不動産クラウドファンディング研究会の発足など、不動産投資におけるクラウドファンディングの活用やブロックチェーン技術の活用に積極的に取り組んでいる。ビットコインなどの仮想通貨にて活用されている分散型ネットワーク技術「ブロックチェーン」は、スマートコントラクトの利用などにより、資金流動量が多く、契約・決済行為が重要である不動産取引での活用が期待されている。Ohalo Limited社は、情報リテラシーの向上を目的に、ブロックチェーン技術を活用し、コンソーシアム内に散在する情報をその守秘性を維持しながらコンソーシアム内の組織体で利用できるようにするツールを、信頼性を非常に重視する金融系企業に対し開発・導入している。同社では、この技術に注目し、分散型ネットワーク技術の進展状況を把握することやこの技術を用いた不動産関連ビジネスの発展可能性を追求することを目的として、投資することを決定した。投資金額は、67,000ポンド(約1000万円)となる。同社は今後のサービス展開・ビジネスモデル確立に向けた株式による資金調達(シリーズAの資金調達)も検討しているため、同社の出資シェア獲得にむけ、将来株式による資金調達を実行する際、株式に転換することを約定する投資契約(Advance Subscription Agreement)による投資を先行して実行した。