このような取組みの中、不動産取引との親和性が非常に高いとされるブロックチェーン技術を用いた既存事業の拡大、新規事業創出の可能性を探求するため、不動産金融分野におけるブロックチェーン技術活用に向けた研究所として「TATERU Tech Lab」をシンガポールに設立し、2018年9日1日から業務を開始する。
TATERU Tech Labでは、不動産金融分野におけるブロックチェーン技術活用について研究するとともに、それに関する世界的なレギュレーションの調査、情報収集を行う。ブロックチェーン技術は、資産透明性の向上と、取引プロセスの大幅な簡略化を可能にし、限りなく改ざん不可能な技術であることから、不動産取引との親和性が非常に高く、同社では「TATERU Funding」事業における技術適応など、不動産金融分野におけるブロックチェーン技術活用のあらゆる可能性を探求し、研究を行っていく。また、「TATERU Tech Lab」の設⽴場所であるシンガポールは、世界有数の国際金融センターであり、シンガポール金融管理局(MAS)主導のもと国際金融機関の研究施設が多数設置されているため、非常に多くのブロックチェーン新興企業が集結している。この環境下で最新の技術開発情報を収集するとともに、最先端技術の研究開発を⾏う企業や団体とパートナーシップを構築し、不動産金融分野への技術転用を加速させていく。