GAtechnologies、SBJ銀行とFinTech領域での業務提携を締結
AIを活用した中古不動産流通ポータルサービス「Renosy(リノシー)」を運営する株式会社GA technologies（ジーエーテクノロジーズ）（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：樋口 龍）は、8月28日(火)、株式会社SBJ銀行（本店：東京都港区、代表取締役社長：富屋 誠一郎）とオンライン不動産ローンに関する業務提携を締結したことを発表した。
これにより、オンライン上での本人確認による非対面口座の開設や電子署名を用いた金銭消費貸借契約の締結などを含む、オンライン完結型の住宅ローンプラフォームの共同開発に着手する。まずは、その第一弾として、オンライン上で完結する「オンライン不動産投資用ローン審査」を今秋より提供していく予定となる。本審査により、SBJ銀行において申込受付からローン審査、融資実行までに要する業務時間が最大75%程度削減され、金融業務の効率化が図られる。
まずは、その第一弾として、同社が提供する不動産オーナー向け管理アプリ「Renosy Insight」と、SBJ銀行とで共同開発を進める金融機関向け不動産ローン管理システムとの連携により、国内初となる最短1日(予定実作業時間60分)で完結する「オンライン不動産投資用ローン審査」のサービス提供を、今秋より開始する予定となる。
更に、不動産投資用ローンにおいては、金銭消費貸借契約締結時に来店が必要となることや、物件購入後に必要な返済予定表や借入残高の確認がワンストップでオンライン上で確認できないなど、必ずしもユーザーの利便性が十分ではなかったが、今回のシステム開発により、ユーザーは申込から、契約書類提出、金融機関による審査、融資実行までのプロセスを完全オンライン化が可能となる。
また、従来のローン審査では、金融機関側は、多くの場合マイソク(図面入り不動産広告)や謄本のみ情報からの融資判断を行っていた。今回の「オンライン不動産投資用ローン審査」では、共同開発を進める金融機関向け不動産ローン管理システムと、同社の不動産仕入れシステム「Tech Supplier」とを連携させ、物件写真や地図情報、近隣情報や各種リスク情報、価格推定などの多様な情報を加味しながら、融資対象となる不動産の価値評価を行うことが可能となる。