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オイシックス、日本初のフードテックファンド、第3号案件実施で4000万出資

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オイシックス株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:高島宏平)は、日本初のフードテック関連への投資・提携を行う投資部門「フードテックファンド」の第3号案件として、日本産農産物の輸出を手掛ける株式会社日本農業インコーポレイテッド(本社:東京都中央区 代表取締役社長:内藤祥平)に出資したことを発表した。
出資金額は4000万円、出資比率は34%となる。

同社は安心安全な高付加価値食品をインターネットで販売することを主力事業としており、「より多くの人が、良い食生活を楽しめる」社会を目指し活動しております。同社の企業理念を実現するため、食に関する企業との事業、資本提携を推進する「フードテックファンド」部門を2016年10月に設立した。
同社はすでに香港で一般のお客様向けにECサイトを展開しており、台湾で同様の事業を運営している台湾好農社へも出資を行うなど、アジアを中心とした海外での取り組みを開始している。
海外での事業展開の加速や、事業ポートフォリオの拡大を行うにあたり、日本の農産物を海外の小売や卸企業への輸出を展開する日本農業インコーポレイテッドへの出資を決定した。

日本農業インコーポレイテッドは、海外への農産物の輸出を望む生産者の開拓及び生産物の買い取り、物流のアレンジから海外の小売り・卸・輸入業者への販売までのトータルコーディネイトをワンストップで行うことで、日本の農産物の輸出量を増やし、良いものを作れば作るほど儲かる農業への構造転換をミッションとし活動を行っている。
海外輸出を検討したい同社と取引のある生産者の紹介、農産物の海外輸出における品質管理や物流ノウハウの相互共有や相互利用によるコスト削減などの取り組みを予定しており、同社が今後展開する可能性のある地域での日本産農産物のマーケット拡大を日本農業インコーポレイテッドが行うことで、一般のお客様向けの事業を展開しやすくするなどのシナジー効果がある。

日本農業インコーポレイテッドは2016年11月にマッキンゼー・アンド・カンパニー出身の内藤祥平氏と学生時代の友人によって設立された企業である。
2017年3月には、タイで独自のりんごブランド「Doscoy(ドスコイ)」の発表イベントを開催し、それを契機に15トンの発注を受けている。
タイを足掛かりにし、シンガポールやマレーシア、インドネシアなど成長著しい東南アジアの各国に進出を狙っている。