【畜産農家が抱える課題】昨今の牧場経営者は、 経営者(基幹的農業従事者)の平均年齢が63.2歳と高齢化が進んでおり、後継者も不足している 売上が1,000万円を超える事業者は22%と、経営が厳しい事業者が多いといったことを背景に、実にこの10年間で肉用牛飼養戸数が40%減少(2005年の89,600あった戸数が2015年に54,400に減少(-35,200戸数))するという事態に直面している(出所:農林水産省 平成27年度食料・農業・農村白書(平成28年5月17日公表)より)。具体的な問題では、「牛の管理に手間暇がかかり、今後の人手不足にも悩みがつきない」、「後継者が不在であり、今後の牧場の先行きが不安」、「事業拡大にも人手やITの投資が必要だが資金調達が困難」、「品質価値の追求をしようにも情報やブランド力向上などには資金がかかる」のような問題を抱えているが、組織的に自立で解決を図ることが出来る企業がほとんどないことが実情であり、他の産業や業種と比較しても、廃業の推移に歯止めがかからない状態に陥っている。【両社の協業による課題解決の第一弾】BIZVALとMeattechは両社がこれまで個別に手掛けてきた畜産業に対しての、「資金調達支援」、「事業承継の課題に対する支援」、「企業価値向上へ向けた支援」、「繁殖農家・肥育農家向けの持続的成長支援」につき、今後協業することで、「国内畜産農家が持続的、継続的な発展を遂げ、国内自給自足率の向上の一助となり、蓄積してきたノウハウ、ネットワークを活用し、畜産農家が抱える課題の解決に挑戦していくこととなった。具体的には、 事業継続・拡張支援 事業承継支援 オペレーション支援(開始当初は特に肥育農家)の3つの内容で支援をしていくと言う。