一方で人気観光地を中心に客室の不足や価格の高騰といった状況が生まれており、宿泊者にとっては利用しにくい傾向にある。これらの解消のための一つとして「民泊」の活性化が期待されているが、無許可での民泊営業が問題となり、現在は規制の整備が検討されている段階である。
簡易宿所の新規開業は、客室不足への対応としてだけでなく空家・空地を活用する一つの手段としても期待できることから、今後は旅館業の取得を前提に「京町 離宮」建設用地および中古町家の取得および借上を積極的に行い、供給不足の対応に取り組んでいく。
そして、京都での実績を踏まえ、国内の観光地へ京町家風の素泊まり旅館の多店舗展開を検討していくとしている。