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ハウスドゥ、京町家をコンセプトとした素泊まり旅館事業スタート

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不動産事業を全国展開するハウスドゥ【3457】は、京都市中京区に簡易宿所(素泊まり旅館)を建設するための土地を確保し、京町家をコンセプトとした素泊まり旅館「京町 離宮」というブランドを立ち上げ、建設および運営の準備を開始したと発表した。

これまで不動産業を主体として事業を展開してきたハウスドゥの強みである不動産情報力と、京都創業の企業として京町家のリフォームを数多く手がけた実績を活かし、京町家をコンセプトとした素泊まり旅館「京町 離宮」の提供を進めていく。土地、中古物件、空家で簡易宿所として旅館業の許可を取得できる物件を、収益不動産として投資家へ仲介及び販売し、また、ハウスドゥにて一括借上や運営管理受託の業務を行う。

京都は米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」ワールドベストアワードでも2年連続1位(2014年・2015年)を獲得しており、また、京都市調査によると2014年の観光客数は5,564万人と過去最多を記録しております。政府発表による2020年までの訪日外国人観光客数目標も当初の2,000万人から3,000万人に引き上げられ、国内の観光需要はさらに増加が見込まれている。
一方で人気観光地を中心に客室の不足や価格の高騰といった状況が生まれており、宿泊者にとっては利用しにくい傾向にある。これらの解消のための一つとして「民泊」の活性化が期待されているが、無許可での民泊営業が問題となり、現在は規制の整備が検討されている段階である。

簡易宿所の新規開業は、客室不足への対応としてだけでなく空家・空地を活用する一つの手段としても期待できることから、今後は旅館業の取得を前提に「京町 離宮」建設用地および中古町家の取得および借上を積極的に行い、供給不足の対応に取り組んでいく。
そして、京都での実績を踏まえ、国内の観光地へ京町家風の素泊まり旅館の多店舗展開を検討していくとしている。