大津市は、日本最大の湖、琵琶湖を臨む自然豊かな地域にあり、琵琶湖を活用したウォータースポーツが盛ん。また、紅葉が美しい石山寺, 比叡山延暦寺 等の伝統的な寺社仏閣、近江牛や鮒鮨といった食、棚田が広がる景観など、豊富な観光資源を持つ市。
近年の 大阪, 京都 を訪れる訪日外国人数の増加に伴い、大津市内の外国人延べ宿泊者数(人泊)は、この2年間で10万人以上増加した(49,017名(2013年)→154,933名(2015年)※1)。
市内の宿泊者数における外国人比率は13.3%にのぼり (※2) 、これは、2012年の 大阪, 京都 の水準に並んでいる。
このような流れを受け、大津市では訪日外国人誘致を本格的に進めるべく、昨年度をインバウンド推進元年と位置づけ、インバウンド推進室を設置しました。2年目となる本年度は、台湾, タイ, フランス をターゲットとし、大津市内の観光資源を活用して訪日外国人のさらなる受入増加を目指している。
※1 及び ※2 : 観光庁「宿泊旅行統計調査」より
フリープラスは、訪日旅行事業に特化したランドオペレーターとして、これまでに築いた海外の旅行会社約2,200社とのネットワークを強みとして活かし、下記の取り組みを実施致します。
(1) トップセールスのコーディネート
大津市長及び市内事業者が タイ, 台湾 へ訪問。
その際の アポイントメントのセッティング, 商談会の開催 等を実施する。
(2)台湾の旅行博への出展
台湾の旅行博へ大津市をアピールするブースを出展し、大津市の訴求を高める。
(3)ファムトリップの実施
台湾, タイ の旅行会社を集めて、大津市内を周るファムトリップを実施する。
当社がネットワークを持つ 台湾, タイ の旅行会社より、大津市の求める旅行会社を選定し招聘する。
大津市内の観光資源を実際に体感していただいた上で、より訴求力の高い旅行商品を造成する。
上記の通りの取り組みを 台湾, タイ からの誘客に繋げていく。
2.地方創生本部の発足について
2015年、訪日外国人の数は、前年比47%増で過去最高の1,973万人を超えた。日本では人口の減少を背景に、国内需要の先細りが懸念されている。そのため、年々増えるインバウンド消費によって需要の縮小を補えるのではないか、と大いに期待が高まっている。一方で、8割以上の訪日外国人の行き先は、東京から大阪を結ぶルート、通称「ゴールデンルート」に集中しているのが実情。
フリープラスは、2010年に訪日旅行事業に参入した。それから約6年間、訪日旅行事業に特化して事業を行ってきており、現在までに24カ国、約2,200社もの海外旅行会社を開拓してきた。また、2014年より地方自治体の観光情報を海外の旅行会社や日本に興味を持っている世界中の方々に発信できるサービス『 JAPAN TIMELINE( http://www.japantimeline.jp/ )』の運営を開始し、各地方自治体の情報発信に努めてきた。
2016年7月1日、情報発信にとどまらず地方への訪日外国人誘致を促進するため、日本の地方自治体との取組にさらに力を入れることとし、新部署である「地方創生本部」を発足させました。訴求力の高い「ゴールデンルート」のみならず、地方への誘客も進めていく。