2016年1月に総務省と観光庁が発表した「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査」によると、「旅行中困ったこと」(複数回答)の結果は「無料公衆無線LAN環境」(46.6%)、次いで「施設等のスタッフとコミュニケーションがとれない(英語が通じない等)」(35.7%)、「多言語表示(観光案内板等)」(20.2%)、「多言語地図、パンフレットの入手場所が少ない」(18.8%)といった、通信と言語問題に関する不満が多いという結果が出ている。訪日外国人旅行者の数が年々増える中、訪日外国人旅行者が快適な旅行をするにあたり、通信環境や言語対応などの環境整備が今後の課題となっている。
iVacationでは、訪日外国人旅行者が旅行をより快適に、スマートに楽しめるよう「TATERU Phone」の開発を進めているが、訪日外国人旅行客と英語に馴染みのない施設のスタッフや地域のコミュニケーションを円滑に行っていただくため、新しい機能としてNTTドコモ社が開発を行う翻訳サービスと連携し、その有効性の検証を実施する。