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近畿日本ツーリストとフュートレック、ホテル・旅館向け音声翻訳アプリと法人向けサービス「iliforGuest」の提供開始

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近畿日本ツーリスト株式会社(本社:東京都千代田区、社長:田ヶ原聡 以下、近畿日本ツーリスト)と株式会社フュートレック(本社:大阪市淀川区、社長:浦川康孝 以下、フュートレック)は、ホテルや旅館などの観光事業者向けに、2つの製品の提供を9月22日より開始することを発表した。

先ず、フュートレックが開発した接客シーンの翻訳をサポートするネットワーク型音声翻訳アプリ「ToTeMo(トテモ)」、次に、株式会社ログバー(本社:東京都渋谷区 代表取締役:吉田卓郎)が開発したウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」の法人向けサービス「ili for Guest(イリーフォーゲスト)」である。

訪日外国人旅行客は2016年には約2,404万人(JNTOの統計による)にのぼり、引き続き増加し続けている。また国別の割合もアジア・東南アジアからのお客様が約80%を占めている。
このような状況の下、訪日外国人旅行客の受け入れ施設では、「外国語対応のスタッフがいない、または少ない」「英語以外の対応が難しい」「外国語対応スタッフの人件費や外部委託費、対策ツール費用が負担」といった「言葉」の問題が大きな課題となっている。

●音声翻訳アプリ「ToTeMo(トテモ)」について
ホテルや旅館のフロントや店頭に設置したロボットやタブレット端末に話しかけると、約2秒で音声自動翻訳する。会話は宿泊や食事、観光、買い物等のシーンを想定した接客会話にフォーカスされており、2015年9月より近畿日本ツーリストとフュートレックでホテル・旅館での実証実験を重ね調整を行ってきた。また誤訳がないかを目で確認できるよう双方向翻訳、逆方向翻訳も可能です。現在、日本語、中国語、英語に対応している。
主に観光案内所や宿泊施設などで、従業員が施設内での接客場面で利用することを想定している。

●ウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」について
旅行に特化したワンフレーズ音声翻訳デバイスで、観光案内所や宿泊施設などの観光事業者が施設を利用する外国人旅行客に貸し出す。
外国人旅行客が「ili」の上部のマイクに向かって話しかけると、搭載されたコンピューターが一瞬で言葉を翻訳します。現在、日本語、中国語、英語に対応している。利用にあたってはインターネット接続の必要がないため、いつでもどこでもすぐに使用ができ、翻訳言語の組み合わせも管理ステーションに接続して個別に設定可能である。

「ili」は、ホテル・旅館などの館内での利用は元より、顧客が観光に出かける際にも携帯できるので、利便性の向上にもつながり、温泉街の町歩きなど地域を挙げた外国人の受入れをサポートする。もちろん顧客だけでなく、ホテルのレストランや客室係のスタッフが利用し外国人旅行客の接客にも使えるなど、「お客様への貸し出しサービス」「スタッフのサポートツール」として訪日外国人旅行客とのスムーズなコミュニケーションを手伝う。
両社では、同サービスを提供することにより、増加する訪日外国人旅行客および対応するホテル、旅館をはじめとした観光事業者へのサポートを提供していく。