2017年1月にIPOを果たしたのは株式会社シャノン1社となりました。
上場日:1月27日
会社名:株式会社シャノン
事業内容:マーケティングクラウドサービスの企画・開発・販売
市場:東証マザーズ市場
主幹事:東洋証券
公募価格:1,500円(時価総額2,035百万円)
資金調達額225百万円(公募のみで売出無し)
初値:6,310円(公募価格に対する騰落率320.6%)
初値時価総額:8,559百万円
上位株主
・中村健一郎(社長)26.97%
・永島毅一郎(副社長)12.68%
・JSPF3号投資事業有限責任組合12.08%
・株式会社サンブリッジコーポレーション4.83%
・MICイノベーション3号投資事業有限責任組合4.75%
業績
2013/5期 売上高955百万円 経常利益2百万円 当期純利益2百万円
2014/10期 売上高1,814百万円 経常利益▲56百万円 当期純利益▲65百万円
2015/10期 売上高1,411百万円 経常利益30百万円 当期純利益24百万円
2016/10期 売上高1,534百万円 経常利益42百万円 当期純利益36百万円
2017/10期(予想) 売上高1,789百万円 経常利益98百万円 当期純利益66百万円
※ 2013/5期は単体決算、2014/10期以降は連結決算
2017年1月唯一のIPOとなったのはシャノン。事業内容は、マーケティングクラウドサービスの企画・開発・販売・導入、となっています。
もう少し具体的に事業内容を説明すれば、同社はリアル及びWebマーケティングを統合的に行うためのソフトウェアの開発・販売・導入を行っています。元々同社は、セミナー来客者を有効活用するためのマーケティングソフトを開発しており、同ソフトをWeb集客等にも発展させる形で、現在の統合型マーケティングソフトの開発を行っている。
単に開発するのみならず、自社での販売も手掛けることで、ワンストップで顧客に自社サービスの提供を行っている。
2015年10月期の売上14億円、経常利益0.3億円の決算で上場申請。尚、期越え上場となっており、2016年10月期は売上高15億円、経常利益0.4億円と前期比でほぼ横ばい。
2017年10月期の予想決算において、売上・利益ともに上昇基調となるが、経常利益は1億円未満の予想であり、堅実な成長となっている。
同社はVC株主が多数存在。上位5位の株主においても、3社が名前を連ねているが合計では7社、シェアとしては30.92%がVC保有株となっている。
尚、主要VCはロックアップ契約(株価1.5倍もしくは90日間)を締結している。
主幹事は東洋証券。
経常利益1億円未満であり、公募価格も低めに抑えられ、時価総額は公募時の時価総額は20億円。
初値は6,310円となり公募価格1,500円に対して、騰落率320.6%のIPOとなっている。