会社名:フュージョン株式会社(コード3977)
事業内容:ダイレクトマーケティング事業
市場:札幌アンビシャス市場
主幹事:岡三証券
公募価格:1,140円(時価総額821百万円)
資金調達額:136百万円
初値:2,872円(初値時価総額2,068百万円)
公募価格に対する初値騰落率:251%
上位株主
・花井秀勝(会長) 37.20%
・花井優樹 18.17%
・プログレス 13.33%
・佐々木卓也(社長) 10.97%
・花井智子 6.67%
業績推移
【2014/2期】 売上高880百万円、経常利益54百万円、当期純利益29百万円
【2015/2期】 売上高906百万円、経常利益66百万円、当期純利益38百万円
【2016/2期】 売上高985百万円、経常利益47百万円、当期純利益27百万円
【2017/2期(予想)】 売上高1,112百万円、経常利益52百万円、当期純利益32百万円
・同社は札幌市に本社を置きダイレクトマーケティング事業を行っている。
・同社の提供するダイレクトマーケティング事業とは、クライアント企業が持つ顧客の消費行動データ等のビックデータを分析し、その結果に基づいた最適なプロモーションの実施を支援するもの。
・通常であればダイレクトマーケティングを行う場合は、システム会社・コンサル会社・印刷会社等の多くの企業が関与するため効率面での課題がある中、同社はダイレクトマーケティングをワンストップで提供することで、ユーザーに対し効率的で効果あるサービスを提供している。
・公開申請決算期の2016/2期は売上高985百万円、経常利益47百万円。上場翌期の2017/2期の予想決算は売上高1,112百万円。経常利益52百万円。対前期比で着実な成長となっている。
・着実な成長を遂げているが、上場翌期においても経常利益が1億円未満であるため、小型銘柄のIPOに位置付けられ、上場市場も札幌アンビシャス市場となっている。
・株主は創業者である花井会長の一族及び佐々木社長を中心とする、個人株主が中心の構成であり安定している。
・VCによる株主への参入は無い。
・主幹事は岡三証券。
・公募価格1,140円。予想EPS53.9円であり、予想PER21.1倍との価格設定。
・上場初値は2,872円となり、公募価格に対する初値騰落率は251%となった。尚、初値の予想PERは53.2倍。
・本社を札幌に置いていることもあり、小型銘柄中心の札幌アンビシャス銘柄への上場であったが、初値は公募価格の2倍以上となり、順調なIPOとなっている。