会社名:株式会社オークネット(コード3964)
事業内容:インターネットを利用したオークションの主催及び運営等
市場:東京証券取引所市場第1部
主幹事:野村証券
公募価格:1,100円(時価総額28,896百万円)
資金調達額:2,420百万円
初値:1,300円(時価総額34,150百万円)
公募価格に対する初値当落率:18%
上位株主
・フレックスコーポレーション 46.17%
・オリエントコーポレーション 14.18%
・ナマイ・アセットマネジメント 7.48%
・オークネット(自己株式) 5.61%
・藤崎清孝 4.90%
業績
【2013/12期】 売上高9,806百万円、経常利益1,202百万円、当期純利益285百万円
【2014/12期】 売上高16,790百万円、経常利益3,250百万円、当期純利益1,233百万円
【2015/12期】 売上高19,299百万円、経常利益4,263百万円、当期純利益1,868百万円
【2016/12期】 売上高19,983百万円、経常利益4,115百万円、当期純利益2,183百万円
【2017/12期(予想)】 売上高21,346百万円、経常利益4,114百万円、当期純利益2,309百万円
※2013/12期は単体決算
・同社はインターネットを利用したオークションの主催及び運営を行っている。最も取り扱いが多いのは中古自動車、次いで中古PCとなっており、花卉や中古バイクも取扱い。
・同社は以前中古自動車オークションの大手企業として上場していたが、2006年にMBO(マネジメント・バイ・アウト)により東証1部の上場を廃止。当時より中古自動車オークション大手の会社であったが、MBOの後に中古PC他の中古自動車以外のオークション事業にも注力し再度のIPOに至っている。
・尚、2015/12期時点では中古自動車部門の売上高10,987百万円、中古PC部門の売上高4,057百万円となっている。
・業績は順調に拡大。公開申請期は2015/12期であるが、3月のIPOであり期越え決算での上場。それに伴い、実績数値として2016/12期決算数字も開示されている。
・2017/12期は前期比で増収の見込みであるものの、経常利益は横ばい、当期純利益は若干の増益との予想となっている。
・個人及び取引先中心に安定している株主構成となっている。VCやファンドの株主参入は無い。
・主幹事は野村証券。
・公募価格1,100円。2017/2期予想EPS(1株当たり当期純利益)89.6円であり、公募価格の予想PERは12.2倍。
・上場初値は1,300円、予想PERは14.5倍。公募価格に対する初値騰落率18%となり、堅実な株価形成となった。