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2017年4月第3週のIPO・株式上場まとめ:ウェーブロックHD株式会社

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2017年4月第3週のIPO・株式上場まとめ:ウェーブロックHD株式会社について振り返ります。

ウェーブロックHD株式会社のIPO概要

上場日:4月10日
会社名:ウェーブロックホールディングス株式会社(コード7940)
事業内容:各種合成樹脂製品の製造・加工・販売等
市場:東京証券取引所市場第2部
主幹事:みずほ証券
公募価格:750円(時価総額8,340百万円)
資金調達額:0百万円
初値:721円(時価総額8,018百万円)
公募価格に対する初値当落率:▲3.8%

上位株主
・エムシーピースリー投資事業有限責任組合 49.16%
・サンゲツ 20.08%
・ウェーブロックHD(自己株式) 11.19%
・ENTIRE HOLDING GROUP LTD. 7.12%%
・木根渕純 4.17%

業績
【2014/3期】 売上高25,787百万円、経常利益721百万円、当期純利益118百万円
【2015/3期】 売上高24,656百万円、経常利益1,339百万円、当期純利益1,031百万円
【2016/3期】 売上高25,055百万円、経常利益904百万円、当期純利益365百万円
【2017/3期(予想)】 売上高26,400百万円、経常利益1,500百万円、当期純利益950百万円

事業内容

・同社は各種合成樹脂製品の製造・加工・販売等を行っている。
・事業は主に、①インテリア事業、②編織事業、③産業資材・包材事業から構成。
・①インテリア事業は壁紙製品の製造販売、②編織事業は住宅用防虫網、農業用資材網、建設仮設資材の製造販売、③業資材・包材事業は各種プラスチックシートを建設仮設資材、業務用衣料、農業資材等の用途に向けて製造販売している。
・尚、同社はみずほキャピタルパートナーズの支援を受け2011年7月にTOB(公開買付け)により東京証券取引所市場第2部からの上場廃止を行っており、今回は再上場となっている。

業績について

・増収と減益を交互に繰り返しており、公開申請期の2016/3期は減益決算となっている。しかしながら上場翌期の2017/3期は増益決算を見込んでいる。
・3月決算の会社ながら4月のIPOであり、期越え決算でのIPOとなっている。
・事業別売上は2016/3期は①インテリア事業6,945百万円、②編織事業8,175百万円、③産業資材・包材事業8,698百万円となっており、それぞれが同等に近い売上を計上している。

株主について

・みずほ銀行系の投資ファンドであるエムシーピースリー投資事業有限責任組合が株主シェア49.16%(6,048,531株)を保有の筆頭株主となっている。
・同ファンドは売出で5,266,500株を拠出、IPO後の持ち株比率は6.3%となる。
・ファンド支援を受けて非上場化を行った企業の再上場案件であり、ファンドの持ち株比率が多くなっている。

IPOの結果

・主幹事はみずほ証券。
・公募価格750円で、2017/3期予想EPS(1株当たり当期純利益)91.0円であり、公募価格の予想PERは8.2倍。
・上場初値は721円。予想PERは7.9倍。公募価格に対する初値騰落率▲3.8%となり、公募価格を割れる初値となった。
・尚、IPOに際し公募は行わず売出のみを行っている。