公募価格に対する初値騰落(上昇)率ベスト52017年1QのIPO銘柄の公募価格に対する初値騰落(上昇)率ベスト5は下記となります。1位 ユーザーローカル<3984>(騰落率325%)2位 シャノン<3976>(騰落率321%)3位 インターネットインフィニティー<6545>(騰落率282%)4位 力の源HD<3561>(騰落率272%)5位 ファイズ<9325>(騰落率221%)上昇率ベスト5はいずれも騰落率200%超となり、公募価格に対して3倍以上の初値が付いています。1位、2位に至っては300%超であり、公募価格比で4倍以上の初値となっています。昨年2016年1Qは下記となっていました。1位 はてな<3930>(騰落率278%)2位 チエル<3933>(騰落率166%)2位 バリューゴルフ<3931>(騰落率151%)4位 アグレ都市デザイン<3467>(騰落率103%)5位 LITALICO<6187>(騰落率88%)昨年のランキングと比べると、2017年1Qの騰落率の高さは一目瞭然となります。2017年1QのIPO市場の活況は、各銘柄の騰落率からも理解することができます。公募割れ銘柄2社、いずれもファンド傘下企業のIPO2017年1QにIPOの銘柄で上場初値が公募価格を下回ったのは、マクロミル<3978>▲4%、スシローグローバルHD<3563>▲5%の2銘柄。2銘柄ともファンド傘下企業のIPO銘柄となっています。逆に言えば、通常のIPO銘柄での公募割れは発生していません。一方で昨年2016年は1Qの時点で6社の公募割れが発生。スマホ向けゲーム開発のアカツキ<3932>▲8%、バイオ系企業のフェニックスバイオ<6190>▲2%他、幅広い銘柄で公募割れが発生しました。2017年1Qは前年同期比でIPO社数も増加しており、また公募割れ銘柄の発生も少なくなっていることからも、IPO市場は非常に環境が良かったと言うことができます。