会社名:アセンテック株式会社(コード3565)
事業内容:仮想デスクトップに関連する製品開発及び販売等
市場:東証マザーズ市場
主幹事:SBI証券
公募価格:2,000円(時価総額3,038百万円)
資金調達額:240百万円
初値:5,950円(公募価格に対する騰落率197%)
初値時価総額:9,038百万円
上位株主
・永森信一 50.04%
・安田企業投資4号投資事業有限責任組合 16.97%
・佐藤直浩(社長) 15.99%
・松浦崇 8.16%
・ネットワールド 2.45%
業績推移
【2014/1期】 売上高2,359百万円 経常利益34百万円 当期純利益16百万円
【2015/1期】 売上高2,603百万円 経常利益50百万円 当期純利益29百万円
【2016/1期】 売上高2,180百万円 経常利益1百万円 当期純利益▲2百万円
【2017/1期】 売上高3,275百万円 経常利益217百万円 当期純利益140百万円
【2018/1期(予想)】 売上高3,800百万円 経常利益232百万円 当期純利益160百万円
・同社は仮想デスクトップに関連する製品開発及び販売を行っている。具体的には。情報セキュリティー対策としての仮想デスクトップサービスの導入支援を行っている。1次代理店として海外のセキュリティーソリューションを取扱い、ユーザーに対しシンクライアント等を利用したセキュリティーが強化されたPC環境を提供している。
・またユーザーがハードやソフトを購入することなく月額で利用可能なクラウド型の自社オリジナルのデスクトップサービスも提供している。
・形式的には公開申請期は2016/1期で期越え上場となっているが、既に2017/1期実績決算及び2018/1期予想決算数字の開示がなされているため、実質的には2017/1期決算が公開申請決算期となっている。
・2016/1期→2017/1期に業績は急拡大し、2017/1期は経常利益で2億円を確保した上での上場となっている
・上場翌期の2018/1期は前期ほどの業績の伸びはないものの、着実な成長を果たす計画。
・個人中心の株主構成であるが、VCとして安田企業投資4号投資事業有限責任組合が株主シェア16.97%の株主として存在。VCは同社のみの参入。
・VC参入はあるものの、1社のみの参入でありシェアも20%以下となっており、安定的な株主構成となっている。
・主幹事はSBI証券。
・公募価格2,000円で、2018/1期予想EPS(1株当たり当期純利益)107.2円であり、予想PERは18.6倍。
・上場初値は5,950円。予想PERは55.5倍。公募価格に対する初値騰落率197%となり、公募価格に対し約3倍の初値を付けることとなった。