会社名:エコモット株式会社(コード3987)
事業内容:IoTソリューションの企画及び関連端末製造等
市場:札幌アンビシャス市場
主幹事:岡三証券
公募価格:2,730円(時価総額1,698百万円)
資金調達額:32百万円
初値:4,195円(公募価格に対する騰落率53.6%)
初値時価総額:2,609百万円
上位株主
・入澤拓也(社長) 34.44%
・北海道しんきん地域活性投資事業有限責任組合 24.91%
・しなねん商事 16.51%
・松永崇(取締役) 7.40%
・テラスカイ 3.13%
業績推移
【2014/3期】 売上高592百万円、経常利益58百万円、当期純利益35百万円
【2015/3期】 売上高685百万円、経常利益49百万円、当期純利益35百万円
【2016/3期】 売上高738百万円、経常利益11百万円、当期純利益6百万円
【2017/3期】 売上高1,371百万円、経常利益93百万円、当期純利益66百万円
【2018/3期(予想)】 売上高1,500百万円、経常利益100百万円、当期純利益65百万円
・同社はIoTソリューションの企画及び付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発並びにクラウドサービス運用等の業務をワンストップで提供する事業を展開している。
・具体的には、無線機器が連携している建設現場の維持管理及び防災システムを提供の「コンストラクションソリューション」、社有車を保有する事業者向けに、危険運転時のリアルタイム動画を提供ためのシステム及び端末を提供の「GPSソリューション」の2事業が大きな割合を占めている。
・元来、「コンストラクションソリューション」が事業の柱であったが、16/3期よりGPSソリューション事業が拡大し、現在では2本柱の体制となっている。
・着実に売上を拡大しているが、16/3期7.3億円→17/3期13億円と「GPSソリューション」事業の拡大により売上が急拡大している。19/3期も引き続き売上拡大がなされ、売上高15億円の到達を予定。
・また16/3期→17/3期の売上急拡大に伴い、経常利益も0.1億円→0.9億円と急拡大。18/3期には経常利益1億円到達を予定している。
・入澤社長が株主シェア34.4%を有する筆頭株主。
・一方でベンチャーキャピタル(VC)として、北海道しんきん地域活性投資事業有限責任組合(株主シェア24.9%)、北海道ベンチャーキャピタル(同1.0%)が参入しており、VCシェアは25.9%。
・また金融機関として北洋銀行(同3.1%)が株主となっている。
・北海道しんきん地域活性投資事業有限責任組合、北海道ベンチャーキャピタル、北洋銀行は90日もしくは株価1.5倍のロックアップ契約を締結している。
・大株主の北海道しんきん地域活性投資事業有限責任組合は175,000株を保有しているが、売出にて150,000株を売却の予定となっている。
・主幹事は岡三証券。
・北海道・札幌市本社の会社であり、上場市場は札幌アンビシャス市場となっている。
・公募価格2,730円で、2018/3期予想EPS(1株当たり当期純利益)104.9円であり、予想PERは26.0倍。
・上場初値は4,195円。予想PERは39.9倍。公募価格に対する初値騰落率53.6%となり、公募価格に対し約1.5倍の初値を付けることとなった。