2017年7月第3週のIPO・株式上場まとめ：ソウルドアウト株式会社

ソウルドアウト株式会社のIPO概要

上場日：2017年7月12日

会社名：ソウルドアウト株式会社（コード6553）
事業内容：地方及び中堅・中小企業向けネットビジネス支援事業
市場：東証マザーズ市場
主幹事：三菱UFJモルガン・スタンレー証券
公募価格：1,200円（時価総額11,148百万円）
資金調達額：492百万円
初値：2,113円（公募価格に対する騰落率76.0%）
初値時価総額：19,630百万円

上位株主
・オプトHD　60.64%
・ヤフー　30.41%
・荻原猛（社長）　4.55%
・山家秀一　0.91%
・池村公男　0.46%

業績推移
【2014/12期】　売上高7,207百万円、経常利益140百万円、当期純利益89百万円
【2015/12期】　売上高7,785百万円、経常利益270百万円、当期純利益147百万円
【2016/12期】　売上高8,552百万円、経常利益491百万円、当期純利益293百万円
【2017/12期】（予想）　売上高10,251百万円、経常利益759百万円、当期純利益491百万円
※15/12期より連結決算

事業内容詳細

・同社は地方及び中堅・中小企業向けネットビジネス支援事業を行っている。具体的には地方及び中堅・中小企業に対し①Webマーケティング、②人材支援、③IT化支援の3事業を展開している。

・Webマーケティングのみではなく、それらを使いこなすための人材支援・IT化支援にまで踏み込むことで、リソースの少ない中堅・中小企業においてもWebマーケティングが効果的に行える仕組みを提供している。

・地方企業への営業に注力しており17年6月時点で21営業拠点（内9拠点は提携先の電通デジタル・ネットワークスの拠点）を有している。

・尚、オプトHD＜東証1部2389＞が株式シェアの60.64%を保有しており、同社のグループ会社となっている。

業績について

・売上、利益ともに順調に拡大。17/12期には売上100億円を超え、経常利益も4.9億円→7.5億円と大幅な増収増益を見込んでいる

・17/12期計画については現状の顧客をベースとしながらも、当期に入り問い合わせが前期比2倍に急増していることから、計画の達成に自信を有している。

株主について

・オプトHDのグループ会社であり、オプトHDが株式シェアの60.64%を保有。

・一方、ヤフーが株式シェア30.41%の株主。オプトHDとヤフーで株式シェアの9割以上を占めている。

・今回のIPOに際し、ヤフーは保有2,965,920株の内、1,914,000株を売出にて売却。持ち株の約65%を手放す計画となっている。

・オプトHD及びヤフーは上場後180日間のロックアップ契約を締結済み。

IPOの結果

・主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

・公募価格1,200円で、2017年12月期予想EPS（1株当たり当期純利益）54.1円であり、予想PERは22.1倍。

・上場初値は2,113円。予想PERは39.0倍。公募価格に対する初値騰落率76.0%となり、公募価格に対し1.5倍以上の初値を付けることとなった。