2017年9月第5週のIPO・株式上場まとめ：株式会社壽屋（コトブキヤ）のIPO概要

株式会社壽屋のIPO概要

上場日：2017年9月26日
会社名：株式会社壽屋（コトブキヤ：コード7809）
事業内容：フィギュア・プラモデル等を中心としたホビー商品の企画・製造・販売等
市場：東証ジャスダック市場
主幹事：大和証券
公募価格：2,000円（時価総額5,394百万円）
資金調達額：600百万円
初値：2,650円（公募価格に対する騰落率32.5%）
初値時価総額：7,147百万円

上位株主
・清水一行（社長）　31.99%
・立飛HD　11.75%
・清水浩代　8.11%
・壽屋社員持株会　5.05%
・多摩信用金庫　4.70%

業績推移
【2014/6期】　売上高6,151百万円、経常利益491百万円、当期純利益211百万円
【2015/6期】　売上高6,449百万円、経常利益438百万円、当期純利益272百万円
【2016/6期】　売上高8,109百万円、経常利益630百万円、当期純利益398百万円
【2017/6期】　売上高8,008百万円、経常利益435百万円、当期純利益251百万円
【2018/6期（予想）】　売上高8,368百万円、経常利益550百万円、当期純利益358百万円

事業内容詳細

・同社はフィギュア・プラモデル等を中心としたホビー商品の企画・製造・販売等を行っている。ユーザーの要望に柔軟に対応できる製販一体型を基本として、事業展開を行っている。

・コンテンツ保有者から版権の取得を行い、デザイン業務等を本社で行い製造は中国の委託工場で行い、卸売業者及び自社での販売を行っている。

・「コトブキヤ」との店舗名でオンラインショップを始め4店舗（立川・秋葉原2店・日本橋）の出店も行っている。

業績について

・売上は順調に拡大。15/6期まで売上高60億円規模で推移していたが、16/6期以降は安定的に売上高80億円規模を維持。

・売上高は80億円規模に拡大したものの、経常利益は16/6期6.3億円→17/6期4.3億円と2億円の減益。

・18/6期は経常利益5.5億円と再び増益の計画となっている。

株主について

・清水社長が株主シェア31.99%の株主。また地元有力企業の立飛HDが第2位株主（株主シェア11.75%）。

・多摩信用金庫（株主シェア4.70%）、西武信用金庫（同4.70%）、山梨中央銀行（同2.35%）、三菱東京UFJ銀行（同2.35%）、商工中金（同2.35%）、三井住友銀行（同2.35%）の取引先金融機関が株式を保有。VC株主は参入していない。

IPOの結果

・主幹事は大和証券。

・公募価格2,000円で、18/6期予想EPS（1株当たり当期純利益）136.4円であり、予想PER14.6倍。

・上場初値は2,650円。予想PERは19.4倍、初値騰落率32.5%となった。