会社名:テックポイント・インク(Techpoint,Inc.:コード6697)
事業内容:監視カメラ、車載カメラ向け半導体の開発・製造・販売
市場:東証マザーズ市場
主幹事:みずほ証券
公募価格:650円(時価総額10,852百万円)
資金調達額988百万円
初値:1,072円(公募価格に対する騰落率64.9%)
初値時価総額:17,898百万円
上位株主
・小里文宏・政子 11.99%
・小里顕子 11.79%
・デンソー・インターナショナル・アメリカ 9.88%
・クー フェング 8.96%
・クー エメリー 6.56%
業績推移
【2014/12期】売上高937百万円、営業利益▲189百万円、当期純利益▲194百万円
【2015/12期】売上高2,267百万円、営業利益435百万円、当期純利益454百万円
【2016/12期】売上高3,041百万円、営業利益600百万円、当期純利益389百万円
【2017/12期(予想)】売上高3,650百万円、営業利益581百万円、当期純利益384百万円
・同社は監視カメラ、車載カメラ向け半導体の開発・製造・販売を行っている米国籍企業、本社は米国カリフォルニア州。
・海外に本社を置き、売上の8割以上は海外(中国)向けとなっている。16/12期は売上の98%が監視カメラ事業より計上れており、車載カメラ事業は今後の事業との位置付け。
・監視カメラ本体ではなく、カメラ及び映像記録装置に搭載される半導体の開発・販売を行い、製造は半導体製造会社へ委託している。
・世界的に監視カメラ市場が拡大しており、市場拡大を背景に監視カメラ事業が拡大。
・同社代表の小里文宏氏は連続起業家として知られており、テックポイントは3社目の企業である(1社目はM&Aで売却、2社目はナスダック上場後にM&Aで売却)。
・同社は米国法人であり、数値情報はドル建てで公開されているが、下記は便宜的に円建てで算出している。
・14/12期は売上高9.3億円、営業利益▲1.8億円と赤字であったが、15/12期より事業が立ち上がり。15/12期は売上高22億円、営業利益4.3億円と大幅な増収・黒字転換を果たしている。
・16/12期も引き続き増収増益を果たし、16/12期決算での公開申請を行っている。
・17/12期は売上高36億円、営業利益5.8億円とほぼ前期比並みの業績を予想。上期時点で売上高17億円、営業利益4.1億円にまで数字は進捗している。
・第1位株主は代表の小里文宏氏と政子氏の共同名義で、株主シェア11.99%。・取引先のデンソーがアメリカ法人名義で第2位株主(株主シェア9.88%)
・第9位株主としてVCのMICイノベーション3号投資事業有限責任組合が株主シェア3.46%として存在している。
・主幹事はみずほ証券。東証マザーズ市場の外国株市場での上場となっている。
・公募価格650円で、17/12期予想EPS(1株当たり当期純利益)23.5円であり、予想PER27.6倍。
・上場初値は1,072円。予想PERは45.6倍、初値騰落率64.9%となった。