Orb、エスクロー・エージェント・ジャパンとブロックチェーン技術を活用した不動産取引に係る認証及び決済システム等の調査研究開始

エスクロー・エージェント・ジャパン【6093】は、Orb（以下「オーブ」）と、オーブ が独自に開発したブロックチェーンを基盤技術に用いた分散型クラウドコンピューティングプラットフォーム「Orb」 を不動産取引に係る認証及び決済システムへ応用するために、共同での調査研究及び実証実験開始に関する基本合意をしたと発表した。

■基本契約書締結の趣旨・理由
ブロックチェーンは利用者同士で監視しあう分散型（非中央集権型）システムであり、従来のように中央集権を置かずに信憑性のある合意形成を可能にする技術。オーブは、このブロックチェーン技術を基礎とした仮想通貨のプラットフォーム「SmartCoin」を展開するなど、ブロックチェーン技術の応用可能性に着目して研究開発とその関連ソリューションの提供を主たる事業とする企業。 エスクロー・エージェント・ジャパンは、ブロックチェーン技術が不動産取引の利便性、合理性、安全性の向上に大きく貢献する可能性があると考え、将来に向けて共同での調査研究及び実証実験をオーブとともに実施するため、本件契約に至った。
具体的には、ブロックチェーン技術を用いることにより不動産取引における売買・決済・権利移転の効率化及び金融機関、不動産事業者、専門家等の不動産取引に係る関係者の事務負担の軽減と取引の安全性向上を目的に、エスクロー・エージェント・ジャパンがこれまでに BPO 事業及びエスクローサービス事業を推進する上で蓄積したノウハウ、ネットワ ーク及び実証実験のための環境を提供し、共同にて調査研究及び実証実験等を推進していくとしている。

■基本契約の内容等
ブロックチェーン技術を活用した不動産取引に係る売買とそれに付随する決済及び権利移転の研究開発及び実証実験を共同して行うことにより、不動産取引における決済の効率化及び金融機関、不動産事業者、専門家等の不動産取引に係る関係者の事務負担の軽減に寄与することを基本契約の目的としている。 また、今回の基本契約を前提として、エスクロー・エージェント・ジャパンとオーブは、以下の内容の契約を締結する予定。
　　・オーブが開発したブロックチェーン技術のプログラムである「Orb ver1.0」 の提供
　　　・今回の調査研究及び実証実験の遂行ため、プログラムの開発及び改良をオーブが行うこと