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Airbnb、イノベーションのデザインスタジオ設立~第1弾として「吉野杉の家」プロジェクト始動!

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世界最大手のコミュニティ主導型マーケットプレイスのAirbnbの共同創設者兼CPO(チーフ・プロダクト・オフィサー)であるジョー・ゲビア(Joe Gebbia)は、様々なイノベーションを起こすプロジェクトを起案・遂行するための専門デザインスタジオ「Samara(サマラ)」を社内に設立したとを発表した。「Samara」の着想は、同じく共同創設者である、ブライアン・チェスキー(Brian Chesky)、ネイサン・ブレチャージク(Nathan Blecharczyk)の協力のもと生まれたもので、今後、Airbnb内でデザインとエンジニアリングの専門家が一体となってこれまで以上に斬新なアイデアを追求し、Airbnbコミュニティの新たな領域を模索する最先端のサービスを開発していく。

「Samara」はすでに始動しており、第1弾として地方コミュニティの活性化の一助とすべく「吉野杉の家」プロジェクトを立ち上げている。日本の著名なデザイナーである原研哉氏がディレクターを務める展覧会「HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION」にて、東京を中心に活動する建築家、長谷川豪氏とのコラボレーションによって設計・建築された「家」は、ホストとゲストとの間でより深い絆を生み出すことのできる建物を実現したもの。展覧会終了後、この「吉野杉の家」は奈良県の吉野町に移設され、地元コミュニティによる管理のもと、Airbnbを通じて宿泊予約できるようになる。

ここにゲストが訪れることによって、若者の流出に悩む地方の伝統文化の継承を支え、この地域の未来に貢献することができる。

「吉野杉の家」プロジェクトを通じ、「Samara」はコミュニティとゲストが滞在するスペースとを融合する新たな方法を作り出しました。この家は最終的に地域コミュニティによって運営されることで、地域にとって金銭的なメリットをもたらすことを目指しており、Airbnbとしても初の試み。今後、Airbnbのチームは「吉野杉の家」プロジェクトを成功に導くためのモニタリングを続け、地域コミュニティの活性化のために、世界中で同じように過疎化を課題とする地方にこのモデルを広げていくことを検討している。

●「Samara」ホームページ http://samara.airbnb.com/