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Automagi、読売広告社と「酒場で育てる人工知能」の開発プロジェクト開始

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独自開発の人工知能ソリューション「AMY」(エイミー)を提供するAutomagiと、読売広告社は、Automagiの「AMY」を活用し、酒場での会話を盛り上げるための人工知能を開発するプロジェクトを2016年1月に合意し、開発を開始したと発表した。

【プロジェクトの概要】

サントリーが日本での生産・販売ライセンスを持つ世界150ヵ国以上で愛されるビールブランド「カールスバーグ」のプロモーションとして、会話の中で気まずい沈黙を打ち破るため、酒場で膨大な会話を学習し育てた人工知能「カールスロイド」をAutomagiと読売広告社が共同で開発している。

読売広告社がプロモーション企画、酒場での会話データの収集を行い、Automagiは「AMY」のライセンス提供(http://www.amy-ai.com/)とカスタマイズ開発、「カールスロイド」の筐体の設計など技術全般のサポートを担当し、プロジェクトを推進していく。

開発過程は、「カールスロイド」公式サイト(http://www.carlsroid.com)で公開中。応募者限定でのイベントを6月に開催しており、より完成度を上げた状態での一般へのお披露目は2016年末を予定。

「カールスロイド」とは、人と人の会話の途中に起こる沈黙を感知し、その沈黙に合わせて気の利いた言葉を発言する人工知能。
今回の開発にあたり、若者(20代~30代)に「お酒の席での沈黙」や「会話」について調査をした結果、「お酒を飲んでいて沈黙を気にする」が60.1%で、その時、「焦ってしまう」「自分が悪いような気持ちになる」さらには「飲みに来たことを後悔する」とまで思ってしまうことが明らかになった。さらに、そもそも「会話が苦手だと思う人」は41.3%と、せっかく盛り上がるはずのお酒の場においても、会話の中で気まずい沈黙は度々起こっているという結果が出ている。

カールスバーグでは、「カールスバーグのあるところに、退屈な時間は流させない」をキーメッセージとし、その気まずい沈黙を打ち破ることで、バルやバーなどの酒場でのコミュニケーションをもっと楽しんでもらうためのチャレンジとして、今回「カールスロイド」の開発をスタートした。

「カールスロイド」は、今後もバルやバーなどの酒場での会話をリスニング・学習し、完成度を高めていくとしている。