初年度は500施設の求人を扱い、100人程度の医師の転職の成約を目指す。
従来、医師は所属する大学からの指示で勤務先を選ぶのが一般的だったが、2004年に始まった「新臨床研修制度」以降、自分で勤務先を選ぶケースが増えている。ただ、通常の転職サイトでは勤務地や給与などの情報しか確認できず、労働環境が合わずに転職後すぐに辞めてしまう人も少なくない。
「メディリア」では診療データからどのような病気の患者が多いかや、院内で行われる手術、患者の来院時刻などをまとめてサイトに示し、医師の転職先選びの参考にしてもらう。
このサービスを活用して同社に診療データを預けている医療機関は、新たにデータを預けることなく求人できる。求人の掲載は無料で、成約時に費用が発生する。その他の医療機関からもデータの提供を受ければ、同様にサービスを提供していく見込みだ。