産業オートメーション向けソリューション分野では長年に渡り蓄積した豊富な経験と高度なノウハウがあり、操業現場の監視制御を行う「Wonderware InTouch(インタッチ)」をはじめとして、操業時系列データを高速に蓄積できるデータベース「Wonderware Historian(ヒストリアン)」や、そうしたデータを活用するための産業向けBIツール「Wonderware Intelligence(インテリジェンス)」などを組み合わせ、操業現場で発生する大容量データの蓄積・活用ニーズに応えてきた。
蓄積した膨大なデータの活用はまだ限定的で、より一層の効果的な活用が課題となっており、国内ビッグデータ市場規模は年平均成長率25.0%で拡大している一方で、ビッグデータを分析する「データサイエンティスト」と呼ばれる専門家不足が顕在化し、課題となっている。
キヤノンITSはこのような課題の解決を支援するため、産業オートメーション向けトータルソリューション「Wonderware」にビッグデータ可視化ツール「BIGDAT@Viewer」を連携している。
これにより、統計解析や多変量解析の高度な専門知識がない人でも、簡単な操作でビッグデータを可視化することができ、生産ラインにおける問題の早期原因究明の手助けや、集積したデータから効率化手法を導き出し、生産性の向上を支援するソリューションを提供することも可能となる。
キヤノンITSが提供する産業オートメーション向けトータルソリューション「Wonderware(ワンダーウェア)」で収集、蓄積した産業用ビッグデータを活用するツールとして、サイバネットシステムのビッグデータ可視化ツール「BIGDAT@Viewer(ビッグデータビューア)」の提供を4月下旬より開始する。