そのため、「新浪(sina)」「微博(weibo)」を活用したマーケティング活動に期待する日本企業も少なくない。
百貨店やドラッグストア店頭で見られる、商品購入に伴うクチコミ、撮影した写真の発信・拡散がトレンドやブームを作っていることも事実であり、「新浪(sina)」、「微博(weibo)」は訪日時の商品購入にとどまらず、帰国後の越境ECでのリピート購入促進など、ターゲットの各ステージに合わせた総合的なコミュニケーションを図っていくことを可能にするメディアのひとつである。
急速にインバウンド市場が拡大する日本国内において、2016年1~12月の訪日外国人数は、前年同期比21.8%増の2,403万9,000人と過去最高を記録した。
中でも訪日中国人は637万3,000人(前年同期比27.6%増)と全体の4分の1以上を占め、日本企業にとって訪日中国人向けインバウンド対策は急務となっており、そのような状況の中、同社と新浪グループは、相互に連携し、各々の有する商材、ノウハウ、取引関係等を活用して、連携し共同の事業を行い、且つ各自の業務の発展に相互に協力することを目的とし今回の業務提携の締結に至った。
① 「微博(weibo)」を活用したKOL宣伝業務
KOLとは Key Opinion Leader の略で、中国では影響力のあるブロガーなどを意味し、中国で人気のある日本のタレントやアイドルを「微博(weibo)」のKOLにすることで「微博(weibo)」上で推奨する商品が販売拡大につなげることが可能となる。同社には、タレント・アイドルというコンテンツを幅広く扱ってきたノウハウがあり、日本におけるKOLの開拓をすることで収益拡大につなげる意図がある。
② 遊技事業等のインバウンド集客を図るために「微博(weibo)」を活用した広報・宣伝業務
③ 「微博(weibo)」のマーケティングデータを活用した外国人向け医療サービスの会員獲得業務
④ その他新浪グループ及び当社の有する商材、ノウハウ、ネットワークを相互に活用した業務