透明性を担保するためには、この差異が技術的な要因であるか、他の要因であるかを特定し、解決するためのテクノロジーが求められている。
現在は、第三者の計測ベンダーを利用することで判定を行っていますが、ベンダー間で測定方法が統一されていないなどの課題がある。
このような状況を根本的・革新的に解決するため、エグゼクティブ・アドバイザーとして馬渕邦美氏を招聘し、日本初の取り組みとしてブロックチェーンを活用した実証実験を開始し、ブロックチェーン基盤には、「IBM Bluemix」のブロックチェーン・サービスを採用している。
DACは自社DSP、SSP、3PASのデータを提供するとともに、これまで培ったアドテクの知見を活かし、今回のプロジェクトを推進している。
IBMによるブロックチェーン技術およびそのインフラの提供、広告主として株式会社ニューバランス ジャパン、媒体社として株式会社メディアジーンの協力を得て、実証実験を行い、トライアル結果にもとづく、改善を積み重ね、今後AI等を活用することにより、業界全体の広告取引の透明化に資するオープンプラットフォームを目指すことで、デジタル広告の信頼性および価値向上に貢献している。