出来合いのコースでは変化の激しいビジネス環境に適応することが困難になってきており、社内の専門家やスターパフォーマーは、その知識やノウハウをまとめる時間がなかった。
トレーニングコストも増大し、社員一人当たりにかける年間トレーニングコストは、平均で720米ドル、費やす時間は社員一人当たり53.8時間(2015年 State of The Industry Report)に及ぶ、既存のコースではなく、誰もが手軽にトレーニングコースを作成し、互いに学び合いながら、ビジネスゴールを達成する「学習する組織」プラットフォームのニーズは高まっていた。
UMUは、コンテンツを少量・多頻度接触によって学習定着を図るマイクロラーニングの考え方をベースに、一人ひとりがトレーナーになることで「学習する組織」作りを支援するプラットフォームであり、PC・スマホ等のモバイル経由で研修・会議、イベントで参加者との「繋がり」を提供し、その結果をリアルタイムに表示・共有できる。
主な特徴は、
(1) 参加者の意見や質問をリアルタイムで共有できる
(2) どこからでも複数会場からでも参加可能
(3) 蓄積されたデータを活用して最適化できる。
UMUは、2015~2017年ATD人材育成国際会議の公式パートナーであり、各国のグローバル企業、研究機関、有名講師に採用され、現在、世界100か国以上で使われている。
「Most Popular Brand of the Year」など世界的な賞を3つ受賞。UMU創設・開発者はDongshuo Li(ドングショー・リー、グーグル勤務時の2013年にはGoogle Best Managerに選ばれた)。
・PCだけでなくスマートフォンから操作が可能であるため、出先でも手軽に設定できる
・出席確認、投票やアンケート、質問や討議、動画、画像共有、ゲームやクイズ、抽選、試験などインタラクティブ機能が充実している
・全ての結果をリアルタイムで画面表示したり、評価レポートをダウンロードすることができる
・スマートフォンで生放送が可能で、終了後はデータとして自動的に保存される
・受講生の学習進捗管理が可能
・ログインせず、ダイレクトリンクでコンテンツを見ることができる
・アンケートに回答すると全体結果表示を見ることができる
・用意されたコンテンツや他の人の考え方を見て、「いい」「いけてない」ボタンで意思表示できる
・自分が受講したコンテンツ(イベントやコース学習)がわかる
2003年に株式会社CSKの教育部門から独立。
代表取締役の浦山 昌志は、国内初のシスコシステムズ認定教育の立ち上げやLMSの先進導入等で新規教育市場の開拓を進めてきた。
主な事業内容は、Cisco認定コース、Microsoft認定コース等IT技術関連のラーニング事業、ITスキル&モチベーション向上を含めた新人研修等の人材育成事業。シスコシステムズ社よりExcellence in Innovation Award受賞。複数の人たちが共に学び合うことを意味する「コラボレィティブラーニング」の推進を提唱。取引先は大手SIerが中心となる。