営業代行会社は、クライアントの営業マンとしてアポ取りからクロージングまでを行う営業のプロフェッショナル集団であり、利用方法としては、アプローチからアポイントまでを営業代行会社に実施してもらう「リードセールスアウトソーシング」、商談から受注獲得までを行う「コアセールスアウトソーシング」、もしくはリード・コアどちらも一気通貫して行うフルアウトソーシングと、主に3つが主流である。同社は、他社営業代行会社との差別化として、マーケティング戦略・営業戦略構築という部分から支援していたが、他社営業代行会社も戦略構築部分まで考えており、残る差別化を図る部分としては、「営業の質」という部分のみとなった。これからの営業代行会社は質の違いが重要となるわけですが、その「営業の質」を向上させるために同社はそれぞれ専門分野の部署を作り、社員にはその分野に特化し、その分野の業界構造、売上シェア状況、今までの歴史など詳しくより洗練されたマーケティング・営業戦略構築や実行という部分の質を高め、他社との差別化を図ることになった。実際クライアントのメリットとしては、例えば不動産業界にアプローチしたい場合、不動産業界のことを詳しく知っている人間が営業するのと、全く不動産業界のことを知らない人間が営業するのとでは成果のスピードに差がでるが、同社は、過去のプロジェクト経験で得たそれぞれの業界の知見をベースに業種ごとに専門部署を立ち上げた。