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産業革新機構、仮想化ソリューション開発MidoHoldingsLtd.に追加投資

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株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英)は、ネットワークの仮想化ソリューション開発を手掛けるベンチャー企業、Mido Holdings Ltd.(本社:スイスローザンヌ、CEO:ダン・ミハイ・ドミトリウ)に対し、今後、同社の製品開発、事業推進に必要な資金として10百万米ドルを上限とする追加投資を行うことを決定したと発表した。

Mido Holdings Ltd.は、コンピューターネットワークの仮想化技術(ソフトウェア化)を実現するSDN(Software Defined Networking)市場が本格的に立ち上がるのを見越して2010年1月に設立された、日本発のグローバルIT技術ベンチャーである。

同社が開発・販売するネットワーク仮想化ソフトウェア「MidoNet」は、物理的なネットワーク機器の高度な機能・役割をソフトウェアで代替させる革新的な製品であり、技術的な特徴として大規模化ITシステムにおいて重要となる自立・分散制御に強みを持っている。「MidoNet」の利用により、高価格・高機能なネットワーク機器を使うことなく、ネットワーク機能の拡張や、運用の利便性を向上させることが可能となる。

「MidoNet」はオープンソースソフトウェアとしてコミュニティにて開発、無償公開されていて、Mido Holdings Ltd.はMidoNetにサポート・運用監視等の付加機能をパッケージ化した有償版の「Midokura Enterprise MidoNet (以下MEMという)」を提供している。
今後、Mido Holdings Ltd.は、調達した資金を活用して、MEMの開発を加速し、マネジメントや開発チームの強化、大手企業等との戦略的事業提携を通じた拡販に注力する予定である。

Mido Holdings Ltd.(ミドクラ)について
設立: 2010 年 1 月(株式会社ミドクラ)
事業内容: ネットワーク仮想化を実現するソフトウェア「MidNet」の開発、販売
事業所: スイスローザンヌ、東京都港区、米国サンフランシスコ、
スペインバルセロナ
取締役: ダン・ミハイ・ドミトリウ(CEO)、加藤隆哉(会長)、アレン・マイナー
従業員数: 50 名(2016 年 6 年 1 日現在)