デジタル化の進展に伴い様々な業種でICTの利用が増え、システム開発における企業の情報漏洩や意図せぬ著作権侵害などのリスクが高まっている。一度そのようなシステム事故が発生すると多額の事故対応費用に加え、場合によっては損害賠償金の支払いが必要になる。その一方でシステム開発会社やWEB制作会社は、受託費用にはそのリスクを織込むことができないのが現状である。このような背景の中、チームスピリットと東京海上日動は共同で、クラウド型のプロジェクト原価管理システム「TeamSpirit Leaders」利用企業が、プロジェクトリスク保険に簡便な手続きで加入できるようにし、Insurtech*2によりプログラム・ソフトウェア開発時のリスクヘッジを可能にした。東京海上日動が提供するプロジェクトリスク保険とは、プログラム・ソフトウェア開発やWEB制作の瑕疵等で発生した事故による損害賠償金や事故対応費用等を補償する保険で、システムインテグレーションやWEB開発などプロジェクト型の業務に最適化した保険となっている。また万が一納入後の事故が発生した場合でも、「TeamSpirit」の工数登録・勤怠管理機能及び経費精算機能により、対応人件費や対応立替経費の集計を簡単に行えるようになり、保険金請求の手続きが効率化される。この新機能により、中堅・中小企業でもサイバーリスク保険に加入しやすくなり、安心してビジネスに取り組むことが可能になる。*2 Insurtechは保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組合わせた造語で、FinTechの一種である。