2017年5月末に厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率は1.48倍とバブル期を超え、新卒採用においても学生が有利な売り手市場が加速している。企業側としては内定辞退の防止が重要な課題となり、以前と比較すると企業理解を十分に行わずとも内定が取れているため、内定期間に企業理解を進めないと入社時のギャップによる早期離職につながるという危機感があり、内定者フォローへのニーズが高まっている。
また売り手市場において、採用数を充足させようとすると質の確保が困難となるため、内定者教育の必要性も高まっている。今回の提携では、共同開発した内定者教育メソッド「FOR FRESHERS」も販売する。
FOR FRESHERSでは、内定者に知っておいてもらいたい最新の時事情報を厳選して提供するとともに、連載コラムを選び、それについてエアリーフレッシャーズ上でディスカッションができるような仕組みを搭載。知識の定着だけでなく、自らの考えをアウトプットし、他者からフィードバックを受ける双方向コミュニケーションによる社会人基礎力向上、学びの深掘りをサポートする。従来の通信教育では得られない、新たな形態の内定者教育を提案していく。
●人事課題解決に関する連携
2017年4月の女性活躍推進法施行から1年が経過し、現場に目を向けた支援策の展開を進める企業も増えており、コミュニケーション課題解決に取り組む企業が増えている。EDGEの提供するエアリーダイバーシティを導入する企業からは、「制度作りの次は、定着と運用が課題であり、現場に踏み込まないと課題は解決されない」という声も聞かれ、現場支援を推進するフェーズに差し掛かった企業も増えている。
働き方改革や慢性的な人手不足解消のため、コミュニケーションの円滑化を通じたロイヤリティ向上を目的に、エアリーを導入する企業も増えており、今までEDGE単体では提案できなかった企業に対しても、新しい人事課題解決の手法として、日経BPマーケティングのソリューションと併せて共同での提案を進めていく。