スマホの普及により、アプリから料理動画を参考にしたり、通勤中や隙間時間にはFacebookのタイムラインに流れる動画を見ることが日常になった今日、様々な分野から動画メディアが立ち上がっており、1日に数万本の動画が消費される時代になった。カクテルメイクでは、これまで累計7,000本の動画制作に携わる中で、クリエイターとクライアントとのコミュニケーションが動画制作において最も時間的コストが高いことに着目をした。これはテキストや写真と違い、動画への修正指示等は難易度が高く、これまでのコミュニケーションツールでは「1分3秒のシーンのアニメーションをもう少し右上に展開して中央を目立つようにしてほしい。」といったような抽象的な表現でしかコミュニケーションを図れないことが、最大の原因だった。その課題解決のために開発し業務利用してきたシステムを、今回サービス化したものが「TukuruCloud(ツクルクラウド)」である。「TukuruCloud(ツクルクラウド)」は、アップロードした動画の上に、オンライン上で直感的に矢印やオブジェクトを描き込め、その内容をクリエイターやクライアントとリアルタイムに共有し、チャットベースのコミュニケーションができるサービスである。クライントからの素材受取をはじめ、動画確認、修正対応、チャットでのやりとり、納品やその後のファイル管理までの全てをオンライン上の1つのサービスで完結するため、これまでにないツクル体験を生み出すことができる。