本実験に際し、独自の通信網を即時に構築することを目指すため、39Meisterが開発するハンディタイプのLoRaWAN™(※2)システムを導入し、バッテリ駆動、かつ公衆通信網に接続せずに行う。
39Meisterチームは、ハタプロが「LoRa Alliance加盟メンバー」でもあり、独自開発を行ったLoRaWAN™通信機器を導入した実証実験や、センサー機器の開発を進めてきた。今回、LPWAの「独自の通信ネットワークを構築できる」という特徴に加え、「小型・軽量化」や「バッテリ駆動が可能」という特性を活かすことで、災害時や緊急時に自社独自の通信網を構築することに最適であると判断した。
39Meisterチームと三菱地所は本実証実験を通し、都市開発や防災に対するノウハウと、リーン型開発手法を導入したLoRaWAN™機器・ネットワーク構築技術を融合し、街の機能向上に取り組む。
※1 LPWAとは
Low Power Wide Area の略称であり、日本においては免許不要な920MHz帯域における通信方式として注目されている。特徴として、長距離通信が可能であること、通信モジュールの低消費電力化が可能であることが挙げられている。特定のエリアにおいてローカル通信を行う用途に加え、インフラ型でネットワークを構築するモデルも提案されており、特にIoTの分野で今後急速に発展が見込まれる通信方式である。
※2 LoRa ® /LoRaWAN™とは
「LoRa ® /LoRaWAN™」は、LPWA規格のひとつであり、「LoRa Alliance」にて仕様策定が進められているグローバルな通信規格ですある。オープンな規格であることから、事業者にとっては機器開発やネットワーク構築への参入障壁が低いと言われている、実際には日本国内における電波法やARIBへの対応など、商用化に際して特別なノウハウを必要としている。
※このプレスリリースに記載されている会社名、製品名、技術名、規格名、仕様名、団体名、およびサービス名は、各社の商標または登録商標。
※LoRa ® /LoRaWAN™はSemtech Corporationの商標。