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医療情報提供のMDV、患者自身のデータ保管サービス提供

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東証マザーズ上場、医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン(株)(本社:千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)は、患者が自分自身の診療情報の一部を保管・閲覧することを目的にした、病院向けデジタル健康ソリューションの本格導入を開始すると発表した。
ソリューション名は「エースビジョン」。

1950年代にアメリカで生まれたとされるインフォ―ムド・コンセントという考えは、医師は患者に対して治療法や薬の内容について患者に十分な説明を行う一方、患者はそれらについてよく説明を受け十分理解し納得する、というプロセスを経た上でお互いに診療内容について合意するという考え方だ。近年になり日本でも浸透してきた。
多くの医療機関にとっても自己の個人情報の開示請求に対応することは現在個人情報を登録・記録する事業者の義務であるとされており、診療情報の共有は義務といえる。

しかし、現在患者が自身の診療情報を保管・閲覧する仕組みが未発達であるため過去の治療内容などを把握したうえで診療の選択をすることは難しい現状がある。このような背景で同社は、患者が自身の診療情報の一部を保管・閲覧することが可能となるデジタル健康ソリューション「エースビジョン」を、病院向けに提供することとした。
医療機関と患者が診療情報の一部を共有することで、患者の積極的な診療への参加、患者および親族と医療従事者間のより強固な信頼関係構築、予防医療の推進などが期待できるとのこと。