同社は、2016年7月よりマーケティングオートメーション「MAJIN(マジン)」の提供を開始し、マーケティングテクノロジー領域へ積極的に事業領域を拡大している。中小企業向けのクラウド型顧客管理(CRM)/営業管理システム(SFA)「ちきゅう」は、導入したその日から使えるシンプルなUIやカスタマイズ性の高さ、低コストにより、IT業界をはじめ約290社(2018年3月末時点)の企業が利用している。“モノが売れない時代”“人手不足”と言われる昨今、多くの企業様がマーケティングや営業支援のITツールを導入される一方で、その効果はそれぞれの部分最適化に留まり、企業が保有するデータを横断で活用し全体最適化を行うことが新たな課題となってきている。 こうした中、「ちきゅう」と「MAJIN」をより強固に連携させ事業シナジーを創出すべく、事業承継することを決定した。今回の事業承継を通じた今後のシステム連携により、「ちきゅう」上の顧客属性や商談履歴等のデータを「MAJIN」へシームレスに取り込み、企業のマーケティング担当と営業担当の双方で顧客データの一元管理が可能となる。具体的には、営業担当が見込み顧客のうち購買意欲の高まった顧客へ効率的にアプローチできるようになったり、マーケティング担当が営業活動の結果をマーケティング施策に活かせるようになったりするなど、利用企業はこれまで以上に戦略的かつ効率的なマーケティング活動ができるようになる。