scheme vergeは、多様化・個人化が進む観光客のニーズに応えることに特化した、スマートフォンを使った交通関連サービスを開発している。今回調達した資金を活用し、現地観光事業者・交通事業者と連携したカスタマー向けアプリケーションの開発を進めていく方針である。また、それに伴う現地交通事業者と協力した実際の船舶を用いた実証実験も実施する予定となる。今回のラウンドには、瀬戸内海地域の交通および観光関連事業に従事する、個人投資家の真鍋康正氏らが参加している。地域の関係者と連携したカスタマー受け入れ体制の構築に向けて準備を進めるとともに、今後観光・交通をはじめとした地元の発展に寄与していく。既に定住人口減少のピークを過ぎながら、訪日外国人の増加や国際線の就航など交流人口の拡大が見込まれる機会がある瀬戸内で、「見て帰るだけの観光」とは異なる「語らい通う観光」に向けたソリューションを確立し、これから人口減少が進展してゆく日本・世界の各地への展開を目指していく。