このような背景のもと、アドテクノロジーの広告配信技術の研究・開発を目的に設立した「AI Lab」は、2016年2月より、アドバイザーとして東京大学 佐藤一誠氏を招聘し、広範囲な人工知能・機械学習技術の応用を進める。佐藤一誠氏は、データマイニング・機械学習分野の代表的な国際カンファレンス「KDD」、「ICML」、「NIPS」などに恒常的に登壇する、AI分野の若手トップリサーチャー。東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程を総代として修了後、東京大学情報基盤センターを経て、現在は東京大学大学院新領域創成科学研究科にて、人工知能・機械学習・データマイニング分野の研究に従事している人物。
「AI Lab」は今後、佐藤氏とともに最先端の人工知能・機械学習について研究し、その研究成果をアドテクノロジーへと応用することで、付加価値の高い広告プロダクトの開発に努めるとしている。
■アドテクスタジオとは
サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織。
2013年10月1日に設立し、現在では7つの子会社を包括し、計215名のエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP、DMPなど20以上のサービスを提供している。
※人工知能とは、コンピュータ上において、人間と同様の知能を実現させようという試みや技術のこと。