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オプティムとMRT、国内初!スマホ・タブレットを用いた遠隔診療サービス「ポケットドクター」を発表

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IoTプラットフォームサービスのマーケットリーダーであるオプティム【3694】と、医療情報のプラットフォームを提供するMRT【6034】は、国内初となるスマートフォン、タブレットを用いた遠隔診療サービス「ポケットドクター」を発表した。
本サービスは、全国1,340の医療機関が賛同し、2016年4月よりサービスを開始する。

■遠隔診療サービス「ポケットドクター」開発の背景
これまで遠隔診療は、離島や僻地の患者を診察する場合など、対面診療が物理的に困難なケース以外では原則禁止とされていた。しかし一方で、高齢化社会の進行に伴い、通院が困難な高齢者が急増することも考えられ、遠隔診療の重要性はより高まっているといえる。このような流れを受け、政府により2015年6月30日に決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」(骨太の方針2015)において「遠隔医療の推進」が盛り込まれている。しかしながら、気軽に遠隔診療を受けられる身近なサービスは現時点ではまだ存在していないのが実情である。

そこで、IoTプラットフォームサービスにてトップリーダーとして業界を牽引しているオプティムと、東京大学医学部附属病院の医師の互助組織としてスタートし、独自のテクノロジーを活用した医療情報のプラットフォームを提供しているMRTは、遠隔診療をより身近なサービスとして世の中に普及させるべく、国内初となるスマートフォンやタブレットで遠隔診療を実現する「ポケットドクター」を開発した。「ポケットドクター」により、今では誰もが持っているスマートフォンを利用し、いつでもどこでも医師や医療機関と遠隔で繋がることができ、医療の新たな形を提供できるとしている。

■遠隔診療サービス「ポケットドクター」とは
遠隔診療サービス「ポケットドクター」とは、オプティムの持つリモートマネジメントテクノロジーを遠隔診療サービス向けに必要なあらゆる機能を取り込み再構築したテクノロジーとMRTが培ってきた医療情報および医師、医療機関のネットワークを組み合わせることで、医療を必要としている人々と遠隔地にいる医療の専門家をつなぐサービス。
従来の電話を利用した診療では、医師は相談者が話す内容でしか症状を判断できなかったが、「ポケットドクター」では、手元のスマートフォンやタブレットに搭載されているカメラやウェアラブル機器を利用することで、医師は相談者の顔色や患部の状況、ウェアラブル機器から収集される様々なバイタルデータを確認することが可能なため、より具体的なアドバイスや診療が行える。
また、体調が優れないが仕事が忙しく、病院に行く時間がない場合や、少し身体に違和感があるが、病院に行くほどではないような状態など判断に迷う際に、「ポケットドクター」を利用することで、医師から適切なアドバイスを受けることもできる。