1. TOP>
  2. 地方創生
  3. ピクスタ、鹿児島県奄美市と提携「ロケーションアイランド計画」開始

ピクスタ、鹿児島県奄美市と提携「ロケーションアイランド計画」開始

  • feedy

写真・イラスト・動画素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」( https://pixta.jp )を運営するピクスタ株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長:古俣大介、東証マザーズ:3416)は、鹿児島県奄美市(市長:朝山 毅)と提携し、「ロケーションアイランド計画」の取り組みを開始すると発表した。

《 トピックス 》
● 奄美市と提携し、奄美市民の複業支援・観光誘致・資産活用に取組む。
・ 島内でのストックフォトセミナーや撮影会を実施
・ 奄美市が管理する観光施設及びロケーションでの撮影を事前に許可し、ストックフォト撮影活動をサポート
・ 来春3月には、観光誘致を目的に「ストックフォト撮影ツアー」も敢行予定
・ 奄美大島観光物産協会とPIXTAが連携し、奄美の写真を販売、地域収入に。
奄美市が2015年より推進する「フリーランスが最も働きやすい島化計画」の一環として、2016年10月7日に連携協定を締結。島で撮影した写真をストックフォトとして商業的に販売可能にできるよう奄美市がバックアップし、奄美市が管理する観光スポットにおけるストックフォトの撮影を事前に許可することで、気兼ねなく写真素材の制作に打ち込める環境を整えました。撮影可能なロケーション地は現在17箇所で、今後も順次拡大予定。

また、売れる写真素材のノウハウを伝授するストックフォトセミナー及び、撮影会も10月8日・9日に開催し、市民のストックフォトによる複業を支援する。

さらに、来春3月には旅行会社のクラブツーリズム株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:小山佳延)と共催で奄美大島でのストックフォト撮影旅行も企画しており、市民の複業支援だけでなく、観光誘致にも寄与することで、離島の魅力を活かした地域創生を目指す。

■提携の背景
鹿児島県奄美市は、世界自然遺産に登録が期待される豊かな観光資源を持ちながらも、本土の経済圏から離れ、市内に大規模な産業がないことから、若年者が十分に能力を発揮できる就業の場が少ない・やりたい仕事がないといった、離島特有の問題を抱えている。 これを背景に、奄美市では場所や時間の制約を克服できるIT関連事業の振興を推進し、2015年より「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を開始。以来積極的に「情報(ICT)」環境を構築するとともに、民間企業と連携しながら、ICTを活用した仕事機会の創出、定住促進、子育て支援(在宅ワーク支援)などに取り組んでいる。

一方、ピクスタは、「インターネットでフラットな世界をつくる」を理念に、「誰もが自分の才能を発揮できる機会を提供する」ことをミッションとして掲げ、創業以来、時間や場所、肩書などにとらわれず、誰もが自分が撮影した写真・動画、描いたイラストをデジタル素材として販売し収益を得られるデジタル素材のマーケットプレイス「PIXTA」を運営してきた。
現在、PIXTAでは国内外で約20万人のクリエイター会員(PIXTAに素材を投稿し、販売するサービス利用者の呼称)が登録・活動している。
PIXTAでは、ストックフォト制作を、場所を問わず空き時間を活用してできる「新しい働き方」のひとつと位置づけ、これまで全国各地でセミナーや撮影会を開催することで、地方クリエイターの育成やコミュニティの活性化にも力を入れてきた。
一方で、観光地や商業施設などでは、商用の撮影に際し事前の許可取得を求めるケースも多いことから個人の商用撮影が行いづらく、クリエイターが地元のロケーションを活用しづらい現状があった。
そこで、ピクスタと奄美市が提携し、市民がストックフォトに取り組みやすい環境を整え、複業支援を促進すると共に、島の魅力を発信する「ロケーションアイランド計画」として、連携協定を締結し、奄美市役所にて調印式を執り行う運びとなった。

◼提携の概要
奄美市とピクスタは本提携による「ロケーションアイランド計画」で、3つの取り組みを推進してまいります。
1.奄美市民の複業支援
(ⅰ)ストックフォトセミナー及び撮影会の開催

奄美市民を対象としたストックフォトセミナー、及び撮影会を実施。第一弾として、2016年10月8日(土)・9日(日)の2日間で開催し、ストックフォトによる複業を支援していく。

◆『ストックフォトセミナー基本講座』
《日時》10月8日(土)13:00〜15:00
《場所》奄美振興会館2F第二会議室(奄美市名瀬長浜町517)
《定員》30名
《料金》無料
《対象》写真撮影に興味がある市民の方々
《内容》・ストックフォトとは
・売れる写真と売れない写真の違い
・写真を売るために知っておきたいこと・注意点

◆ストックフォト撮影ワークショップ〜地域性を活かした”売れる”写真の撮り方を学ぼう!
《日時》10月9日(日)10:00〜15:30
《場所》午前:大浜海浜公園 / 午後:奄美市街
*雨天の場合は参加者にのみ別途連絡
《定員》20名
《料金》無料
《対象》写真販売に興味のある市民の方々で、デジタルカメラ所有者(スマートフォン不可)
《内容》・撮影テーマを企画する
・地元で売れる写真を撮ってみよう(実践)
・講師フィードバック(講評)

(ⅱ)奄美市が各地ロケーションの撮影を事前に許可

・奄美市が管理する観光施設・ロケーションのストックフォト撮影を、奄美市が事前に許可、またはその他市内のロケーションとの連携を行なう。
・許可済みのロケーションは、奄美市が運営するWebサイト「フリーランスが最も働きやすい島化計画」上で、発表すると共に、各所のプロパティーリリース(権利保有者が撮影を許可する同意書)をダウンロード可能にする。
・現在市が許可、または市内各所と連携の上許可を得られたロケーションは「マングローブパーク」「奄美市本場奄美大島紬泥染公園」など17箇所。(ロケーションは今後も順次拡大予定)
・これにより、撮影ロケーションの自由度を高め、ストックフォトによる複業を支援する。

2.撮影旅行による観光誘致
奄美市から許可を得た各地ロケーションを中心に、奄美の魅力あふれる自然を舞台にした「ストックフォト撮影ツアー」を敢行。
第一弾として、来春3月にクラブツーリズム株式会社の協力を得てのツアーを予定。

3.資産の活用と地域の魅力を発信
奄美大島観光物産協会が保有する奄美大島の写真をPIXTAで販売すると共に、奄美大島観光物産協会のWebサイト「のんびり奄美」からも、PIXTAの素材を購入できるように連携する(2017年2月予定)