株式会社農業総合研究所は、平成29年1月26日(木)に植木集荷場(熊本県熊本市北区植木町)を熊本市の協力を受け新規開設した。植木集荷場を拠点に、地域の農業従事者の事業展開に寄与し、地域経済の発展・成長、並びにビジネスとして魅力ある農産業の確立を目指していくとしている。農業総合研究所は、全国の生産者とスーパーマーケットをITでダイレクトに繋ぎ、情報・物流・決済のプラットフォームを構築することで、これまでになかった新しい農産物流通システム「農家の直売所」を展開している。現在、全国に61か所(うち直営18か所・提携43か所)の集荷場を構え、6,000名を超える登録生産者が規格にとらわれず自由に生産・梱包した農産物を持ち込み、自ら販売価格や販売先を決めて出荷している。また、値札(バーコード)シールには生産者の名前(屋号)が入り、こだわりをもって生産した農産物を“顔の見える”形で生活者に届ける流通を実現している。このたび開設した植木集荷場は農業総合研究所にとって初の九州直営集荷場であり、九州産農産物の全国流通に向けての重要拠点と位置づけ、今後の九州事業拡大の橋頭保としつつ、まずは、地域内農産物を大阪を中心とした近畿圏に出荷し域外への販売を拡大する。さらに、熊本市協力のもと、自治体・生産者・企業等が一体となって地域発展に寄与できる体制を構築し、地域経済の好循環につなげる仕組みづくりを目指すとしている。