ガイアパワー、京セラ、九電工、東京センチュリーの4社は、2014年1月より、本発電事業の検討を開始している。本事業用地は30年以上前にゴルフ場建設計画が中止された土地であり、地元において有効活用が望まれていた。本事業では、合計約200万平方メートルの事業用地に、京セラ製太陽電池モジュール340,740枚を設置する計画となる。出力は、九州最大級となる約92MW、年間発電量は約99,230MWh(一般家庭約33,370世帯分※2の年間電力消費量に相当)となる見込み。また、年間約52,940t※3のCO2削減に貢献する予定となる。本事業は、鹿屋大崎ソーラーヒルズ合同会社が事業運営を行い、九電工・ガイアパワー建設工事共同企業体が発電所の設計・施工・維持管理を行う。また、京セラが太陽電池モジュールの供給、東京センチュリーがファイナンスとそのアレンジメントをそれぞれ担う。総投資額は約350億円を見込み、2020年1月の稼働開始を計画している。本事業は、鹿屋市および大崎町における雇用創出、税収の増加などで地域社会に貢献できるものと考えており、また林地開発許可を取得済みで、環境への影響調査(1年間実施)も完了しており、自然環境に配慮し、造成を最小限に抑えた「環境調和型」の発電所となる。今後も引き続き、鹿児島県、鹿屋市、大崎町および地元関係者などの協力を得ながら、完成に向け工事を進めていく事となる。※1 2017年4月1日現在稼働中の太陽光発電所において(4社調べ)※2 1世帯当り2,973.6kWh/年で算出 出典:一般財団法人日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集2016」※3 一般社団法人太陽光発電協会「表示ガイドライン(平成 28 年度)」に基づいて算出