テレビ番組制作などを通じて、地域社会の発展や人材育成、地域のブランディングを目指す。これに伴い、5月11日に協定締結式を行う。
「地域社会発展のための包括的連携に関する基本協定」は、3者が包括的な連携のもと相互に協力し、地域社会の発展と人材の育成に寄与することや、崇城大学の星合隆成教授が提唱する「地域コミュニティブランド理論(SCB理論)」を用いた地域活性化・地域情報化・コミュニティビジネスの創発を推進することを目的としている。
この協定により、ジェイコム九州の熊本局(J:COM熊本)は、崇城大学とコンセプトラボが運営する「崇城大学SCB放送局新市街スタジオ」を活用して、同大およびコンセプトラボとの協業で番組を制作し、J:COM熊本が提供するコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル熊本」(地デジ10ch)において放送を行うなど、地域の魅力発信および地域活性化を図っていく。
同大とコンセプトラボは、これまでにもメディア企業やIT企業、行政、市民団体などと連携して地域活性化に取り組んできた。今回、新たにジェイコム九州と連携することにより、同社が保有する地域資源やさまざまな課題を共有し、地域活性化プラットフォームのさらなる醸成・発展を目指す。
崇城大学の星合隆成教授によって提唱された地域活性化・地域情報化、コミュニティビジネス創発のための新たな理論。ICT理論を地域活性化に応用する取り組みを総称して「地域コミュニティブランド」といい、共通的な基盤(インフラストラクチャー)となる「プラットフォーム」を提供することを目的としており、地域に対しても標準化の考え方を導入し、それを全国に展開しようという試み。
モノや組織をブランディングするのではなく、モノづくり・地域コミュニティづくりを通じて、その活動そのものをブランディングする。
SCB理論の普及とフィールド実証、学生の学びの場の提供、放送スタジオの活用を目的に設置。SCBの手法により運営される放送局「崇城大学SCB放送局」の番組を配信・放送している。