瀬戸酒造店は、慶応元年に創業した酒蔵で、最盛期には 600 石を製造していたが、杜氏をはじめとする蔵人を集めることが難しくなり、1980 年に自家醸造を断念していた。今回、6月 27 日に、醸造所建替工事の安全を祈念し、箱根神社の神職により地鎮祭を執り行った。地鎮祭には、府川町長をはじめ、開成町議会の議員や、商工会、飲食店組合など、地域の多くの人たちが出席した。今後、瀬戸酒造店は、開成町のおいしい水と酒米を用い、四季を感じる純米酒を醸造、販売するとともに、酒造の工程でできる麹や酒粕を使って、開成町の農産物を用いた発酵食品を新たな地域特産品として開発する。また、平成 29 年4月からオリエンタルコンサルタンツが指定管理者となった近隣の“あしがり郷「瀬戸屋敷」“を活用し、地域住民や開成町と連携して、発酵食品の販売、飲食、体験事業を実施することで地域活性化に取り組む。