調達した資金は、町にしだれ桜を植栽するために使われる。
同事業は、「ふるさとチョイス」のサイト上で寄附金を集め、目標金額は940万円に設定され、期間は2017年11月13日から2018年1月31日までの80日間となる(注)。
山梨県身延町は、山梨県の南部に位置し、山々に囲まれた自然豊かな町であり身延町の北部には「西嶋和紙」、東には全国の湖の中でも屈指の深さと透明度を誇る「本栖湖」、その隣には下部温泉郷、また日蓮宗総本山身延山久遠寺の周辺には精進料理に欠かせない「ゆば」料理の店などが点在しており、観光地としても人気で国内外から多くの観光客が訪れている。
今回のプロジェクトは、シダレザクラを植栽し、町のイメージアップを図り、観光に結び付けるために、平成28年度から始まった「しだれ桜の里づくり事業」を推進するために実施される。「しだれ桜の里づくり事業」は、町の高校生が「町全体を桜一色にしたい!」と町長に提案したことで始まった事業となる。
同プロジェクトの寄附者へは、植栽するしだれ桜に設置するプレートに寄附者の氏名などを入れられる権利や、「里人の証」の証明書などをお礼の品として用意される。
同社は、自治体が寄附金を集めるために、寄附金の使途を明確にすることが重要であると考えており、ふるさと納税の制度を活用したクラウドファンディング「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」によるプロジェクトの立ち上げに力を入れている。