ソフトバンクと先進モビリティは、自動運転技術を活用したスマートモビリティーサービスの事業化に向けた合弁会社「SBドライブ株式会社」(以下「SBドライブ」)を、2016年4月に設立することで合意した。また、合弁会社の設立に合わせて、ソフトバンクは先進モビリティの第三者割当増資を引き受け、2016年4月に5億円を出資すると発表した。SBドライブは、東京大学生産技術研究所 次世代モビリティ研究センターの技術を基に自動運転技術を軸とした先進的なモビリティー社会の実現を目指す先進モビリティや、通信基盤やセキュリティー、ビッグデータ分析・利用などのノウハウを持つソフトバンクと連携し、さらに日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフーなどが協力する体制の下で、自動運転技術を活用した特定地点間のコミュニティーモビリティーや、隊列および自律走行による物流・旅客運送事業などの社会実証・実用化に取り組む(「スマートモビリティーサービスの実現に向けたネットワーク」参照)。今後は、自治体をはじめ、物流・旅客運送事業者や一般ユーザーが、自動運転技術を活用したスマートモビリティーを安心して利用できる社会の実現を目指して、サービスの構築に取り組んでいくとしている。